One for All, All for One

スクールウォーズというと子供の頃、ルパンと並んで“常に夕方再放送していたもの”という印象があるんだけど実際には何回くらい再放送されていたのだろうか?おかげで断片的には何回も見た記憶があるが、実はちゃんと一話から観たことがなかったので改めて全話通して観てみた。



やっぱこのオープニングだね!廊下をバイクで走るわ、ガラスは割るわ、万引きしといて店員殴っちゃうわ(しかも顔が極悪!)、と大そうな不良ドラマイメージを植えつける映像ですが、通して観ると実は学校がそこまで荒れているのも序盤だけなのね。

中盤は基本的に、トラブルが起きる→ラグビー部を辞め不良に戻る→改心させる→ラグビー部に戻る→トラブルが起きる→(以下繰り返し)、といった感じで、“先生よぉ、俺もう2度とラグビーやめるなんていわねえよ”とか涙ながらにいったその舌の根も乾かぬうちに、次の週には再び辞めるだなんだはじまる。でもこの辺が一番おもしろい。

終盤はもう不良色は薄れて真面目なスポ根ドラマといった感じで、ちょっとスパイス薄目かな?でも最後はやっぱ号泣すること間違いなし!


なによりスクールウォーズを語るのであれば全編に溢れんばかりに充満した大映イズムを忘れてはいけないであろう。ホントこれどこまでがシリアスでどこからがギャグ?と悩んでしまうシーンが余すところなく詰め込まれている。

DVDの特典で最後に出演者による座談会が収録されているのだが、それによると、有名な大木が歌いながら先輩達を殴り飛ばしていくシーンでは、演者の松村雄基も台本読んで、さすがにこれはおかしいと思ったらしい。でも現場に行くとスタッフが大真面目なのでその熱気に押され変とは思えなくなったという。伊藤かずえも圭子が白馬で神社に登場するシーンはおかしいと思っていたそうだ。「馬上から失礼します」というくらいなら降りれば良いのにねとも発言していてウケた。


「お前らゼロか?」や「信は力なり」や「信じ、待ち、許してやること」等々、名セリフも多いスクールウォーズですが、個人的には熱血教師である賢治がたまに目上の人(校長とか)などに対して発する「はぁ」という生ぬるい返事が好きだったりします。